【なるほど解決!】墓石の素材ははなぜ「石」だけなのか?その意味をしっていますか?

お墓は石でできている。

そんなことは当り前と言えば当り前。
でも、なぜ石でできているのか?

・・・考えているあなたの洞察力はすばらしいですね!

お墓は石で造られているものだ。
そのまま、スルーしてしまう人がほとんどです。

なぜ石でできているのか?
僕自身も気になった一人なのです。

そこで

なぜ、墓石の素材は「石」なのか?
また、それに込められた意味とは?

これらについてお伝えをしていきます。

なぜお墓は「石」で造られているのか?

石でお墓を造る理由は・・・
人間のDNAに刻まれているからです!

どういうことかと言いますと、
古来より石には魂や力が宿るとされてきました。

世界中の様々な遺跡を調べても、死者を弔うときに自然石を置いていたとされています。
また、その石に文字を刻んでいるものなどもたくさん発見されています。

日本でも発見されている遺跡には石仏や石の遺跡も多く発見されています。

「石には特別なパワーが宿っている」
人間のDNAに刻まれているとしか考えられません。

そんなこともあり、ステンレスのお墓や陶磁器で造られたお墓は発売されても全然売れないのです。
(値段も安く取扱い安いにも関わらず、石が選ばれます)

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石で造られたお墓の歴史について

(島根県松江市東出雲町の千引岩)

現在のような墓石のカタチになったのは平安時代だと言われています。
その時代に墓石を建てられるのは支配階級だけだったようです。

それが、江戸時代から明治時代に入り「家制度」が確立されました。
そこで、いっきに石のお墓も定着したとされています。

さらに、歴史を辿っていくと・・・
神話と墓石のお話も有名です。

日本列島をつくったとされる「イザナギの命(みこと)」と「イザナミの命」という2人の男女の神様の神話です。

女の神様である「イザナミの命」が亡くなったとき、その亡骸を「イザナギの命」は黄泉(よみ)の国(死者の国)という地下洞窟に運び入れました。
その黄泉の国から死者がこの世に出て来られないように、「イザナギの命」は洞窟の入口に大きな岩を設置したとされています。

この石の名称は「千引石(ちびきいわ)」(上記写真)と言われています。
これが「墓石」の始まりだとも言われているのです。

この「千引石」には3つの意味があるとのことです。

  1. 死者の国の出口を塞ぎ、死者が自由にこの世に出て来れないようにしている。
  2. あの世とこの世を明確に分けるため
  3. 墓石を通じて生きている者と死者が会話をするため

お墓が石で造られているのは神話に残っているほどなんですね。
墓石の歴史の深さは予想以上に深い!というのが素直な感想です。

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墓石には寿命があるのか?

墓石はとてつもなく古い歴史があることはわかりました。

そこで、墓石の寿命はどれぐらい持つのか?
が気になったので調べてみました。

墓石に使用される石は主に、花崗岩(御影石)、安山岩、閃緑岩などです。
(宮城県、福島県、香川県が石の産地で有名)
これらの石種による寿命の差はほとんどありません。

石の素材自体は半永久的にもちます。
(気候等でイタミや変色など避けられません)

それよりも、お墓の基礎コンクリートや接着剤などの施工資材の寿命です。

石と石のつなぎ目は3~4年で剥がれてきます。
さらに、お墓の傾きも7~8年で生じることが多いのです。

墓石には寿命はありませんが、お墓の構造には寿命があるのです。

まとめ

お墓がなぜ「石」で造られているのか?
についてお伝えをしてきました。

時代が進むにつれ、どんどん便利になってきます。
そんななか、お墓は何百年、いや何千年の間ほぼ変わっていない。と言っても過言ではありません。

今後、どんなに優れたステンレスなどの素材が開発されようとも
お墓は「石」で造られ続けることは間違いないでしょう。

お墓が石で造られている理由は言葉では言い表せない何かがあるのかもしれません。

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