葬儀でメッセージボードや思い出コーナー?
結婚式じゃないんだから、そんなのおかしいでしょ!
と思う方もいるかもしれません。
でも、最近のお葬式では4割以上が思い出コーナーを設置しているそうです。
そして、ほぼ皆様が作ってよかったという感想を持っているそうです。
そんな、僕自身も父親の葬儀には「思い出コーナー」を設置しました。
主には写真ですね。
特に父が生前に最も楽しそうに語ってくれた、競馬の写真を飾りました。
友人が競走馬の調教師だったので、そのことをよく話してくれました。
改めて、父が僕に語っているときのことをリアル思い出しました。
故人がいきいきしていた写真やモノを飾ることがおすすめです。
そこで
思い出コーナーを設置する目的は?
どんなものを飾れば良いのか?
思い出コーナーの注意する点は?
これらについてお伝えをしていきます。
葬儀の思い出コーナーをつくる目的って何なのか?
まず葬儀の思い出コーナーの目的を考えてみましょう!
最大の目的は参列者の方々に向けての「故人を偲ぶきっかけづくり」です。
もちろん、お通夜や葬儀に参列していただけるだけでもありがたいことです。
故人をより偲んでいただくためのきっかけづくりとして思い出コーナーを設置してほしいのです。
「故人と昔はこうだったよなあ・・・」
と参列者の方々がそれぞれ、会話しているようなイメージです。
また、故人を偲ぶきっかけの他に、参列者の方々に故人様の意外な一面を伝える目的もあるのです。
つまり、故人をより深く知ってもらい偲んでもらうことです。
例えば、家族にしかわからないような、いつも使っていた湯呑。
いつも家のなかだけで部屋着などより深く知ってもらうきっかけにもなります。
葬儀の思い出コーナーに実際に飾られたことがあるものとは?
実際に他の方はどんなモノを思い出コーナーに設置しているのでしょうか。
調べてみると・・・
- 写真
子供の頃から時系列で並べたり、濃い時代の写真を重点的に並べてたりです。 - デジタルフォトフレーム
好きな音楽をバックに流すこともできます。 - 趣味のモノ
愛用していたバイクやゴルフウエアやボール、趣味でつくった編み物や故人様が制作した作品など - 好きだったモノ
お気に入りの銘柄のワインやたばこ食べ物や飲み物など - 愛用していたモノ
お気に入りのライター、アクセサリー、仕事関連のアイテム
主にはこのようなモノが展示されることが多いようです。
思い出コーナーのより良くする方法
思い出コーナーは主に家族や親族で作られることが多いです。
でも、どうせ作るのであればより良いコーナーを作りたいですよね。
そこで、おすすめの方法をご紹介します。
参列者の方にもコーナー作りに参加してもらうことです。
例えば、故人様がスポーツのチームやサークルに参加していたとします。
そんな場合はチームメイトから道具などをお借りします。
また、男性の場合は仕事がメインです。
仕事関係の道具や仕事中の写真などを借りれると良いコーナーを作ることができます。
寄せ書きコーナーを作るのもおすすめです。
もちろん、強制ではなく書きたい方だけに書いてもらう形式です。
葬儀場によって「寄せ書きツリー」なども置いてある場所もあります。
棺の中に入れたり、仏壇にお供えすしても良いですね。
思い出コーナーを設置する上での注意点とは?
ここまでで、葬儀のときには思い出コーナーを設置したいと思った方が多いはず。
ただし、設置する上でぜひ注意していただきたいことがいくつかあります。
その注意点とは・・・
- 故人の品格を落とさないようにする。
故人らしさというのは難しいところですが、裸の写真や変な変装写真など品位を下げるものには注意が必要です。 - 参列者への配慮
写真を展示するとなると、いろんな人と写っているものが多いです。なかには交際を隠していたり、いたくない場所に写っているなど一緒に写っている人への配慮が大切です。 - 個人情報やプライバシーへの配慮
故人を偲ぶためにらしさを出すことは大切ですが、生前だったら見せたくないようなモノなどには配慮するようにしましょう。 - 展示するモノでもNGのものはある
いくら故人の趣味だとしても動物のはく製や昆虫標本などはふさわしくありません。呪いものなどNGのモノは配慮するようにしてください。
最低限、これらのマナーを守り良い思い出コーナーを作ってください。
まとめ
思い出コーナー(メモリアルコーナー)には何を展示すれば良いのか?
についてお伝えをしてきました。
メモリアルコーナーでは結婚式では当り前の儀式でしたが、葬儀でも徐々に浸透しつつあるのです。
葬儀自体が大規模から小規模になったり、スタイルや価値観も変化しつつあります。
葬儀場によっては「思い出コーナー」を無料と有料オプションの場合があります。
ぜひ、事前に確認をされることもおすすめします。
多くの葬儀場をご紹介してもらえる会社に資料請求や事前相談などをされると安心ですよ。