小さなお葬式を利用した人の口コミを読んでいると・・・
そのなかに「エンバーミング(エバーミング)」について書かれている内容が見つかりました。
その口コミを一部抜粋させていただきました(引用:みん評)
生前、父からは葬儀は「火葬式」にしてほしいと言われていました。
そこで、小さなお葬式に依頼をしました。
最低です。
父は胃がんで亡くなっていたため、エンバーミングが必要でした。
しかし、死亡診断書の内容からして、通常ならエンバーミングをするかしないかぐらいは説明してくださるはずです。
しかし何の説明もなかったのです。安置して2日目に父の口からは大量の腹水が出ていました。
でも、葬儀の担当スタッフは「私は葬儀のプロではありませんので、故人様の遺体の処置はできません。」
と言い切り、処置用の綿花だけ置いて逃げました!
父の遺体はどんどん痛むばかりでした…。
最終的には真っ青の顔に、口半分は綿花で覆う形になってしまいました。
こんなことなら追加料金が掛かってもいいから、最初の段階でエンバーミングの処置をお願いしたかったです。
・・・このような口コミがありました。
この口コミを読むと何となくですが・・・
「小さなお葬式って不親切だな!」って思ってしまいそうになります。
でも、この口コミの内容は
本当に小さなお葬式の確認ミスなのでしょうか?
そもそも、エンバーミングって何なのか?
また、エンバーミングって必要なものなのか?
これらの疑問を持つ人が多いはずです。
僕自身も気になったので調べてみました。
そもそも、エンバーミングとは?
エンバーミングとは日本語で「遺体衛生保全」と言われています。
一言で言うと、血液を抜いて防腐液を入れることです。
エンバーミングを行うメリットとしては・・・
- 遺体を長期間保存することができる。
- 遺体を細菌から守り感染症を防ぐことができる。
(結核・インフルエンザ・B型肝炎など) - 遺体を美しい姿に戻すことができる。
このようなメリットがあるのです。
このエンバーミングは病院で行う死後のエンゼルケアとは異なります。
ちなみにこの口コミの方は大量の腹水が出たと書いています。
これは、通常の病院でのエンゼルケアが不十分だった可能性が高いです。
通常、葬儀会社からはエンバーミングを積極的にすすめられることはありません。
なぜなら、料金が15万円~20万円と高額だからです。
また、火葬を行う日本ではまだまだ普及していません。
エンバーミングは年々増加傾向ですが、まだ年間で4万件程度(2017年)しか行われておりません。
引用:一般社団法人日本遺体衛生保全協会
ほとんど、普及していない状況なのです。
エンバーミングが絶対に必要なケースとはどんな場合なのか?
日本では土葬ではなく火葬です。
そのため、絶対にエンバーミングが必要という場合はありません。
しかし、
事故死などで遺体の損傷が激しい場合。
闘病生活が長く、顔がやつれてしまっている場合。
そんなケースでも、エンバーミングを施せば、生前の元気だったころの姿に近づけることができるのです。
ちなみに、死化粧だけでは故人の表情や顔色などを整えることしかできません。
しかし、エンバーミングを行うと表情や顔色だけではなく、皮膚の乾燥、やつれ、損傷までを修復することができるのです。
エンバーミングの流れとは?
エンバーミングは以下のような流れで行われます。
また、エンバーミングはエンバマーと言われる資格保持者が施術を行います。
ちなみに、女性タレントの壇蜜さんはこのエンバマーの資格を持っているそうです。
(日本全国でも200人もいないそうです2019年4月)
エンバーミングは特別な施設で行わなければいけません。
そのため、エンバーミングの費用に搬送費が別途必要になってきます。
まとめ
小さなお葬式ではエンバーミングを適切にすすめてくれないのか?
についてお伝えをしてきました。
日本の場合、どこの葬儀会社さんでも、積極的にエンバーミングをすすめることはありません。
ただ、遺族が故人にはキレイな姿で天国に行ってほしい。
そんな思いをカタチにしてくれるのがエバーミングなのです。
僕の親戚が事故で亡くなり、顔に傷を負っていましたが、エンバーミングのおかげでキレイな顔で天国に旅立つことができました。
それに、キレイな顔を見てお見送りすることができたのです。
お葬式自体は年々小規模になり、お金を掛けない傾向にあります。
その反面、エンバーミングを施す人が増えていっているのです。
お葬式は遺族・参列者のため。
エンバーミングは故人のため。
・・・そんな感じがするのは僕だけでしょうか。