お墓にいつ入るのか?
自分がいつ死ぬのか?は神のみぞ知ることで誰もわかりませんよね。
しかし・・・
お墓をいつ建てて、誰と一緒に入るのか?
これは事前に選択することができます。
一昔前だったら、
「先祖代々のお墓に入る一択!」だったのかもしれません。
でも、いまは令和時代で大きく価値観が変わりました!
先祖代々のお墓に入る
夫婦は一緒のお墓が当り前
・・・こんな価値観はもう古いのです。
そこで
お墓はいつ誰と入れば良いのか?
お墓以外の選択肢について
これらについてお伝えをしていきます。
お墓を建てる時期は決まっているのか?
お墓はいつ建てるべきなのか?
遺骨をいつ収骨するべきなのか?
・・・法律上なんの決まりもありません。
ただし、日本では9割が「仏式」で葬儀が行われています。
仏式の場合、一般的に四十九日法要で親戚一同が集まります。
そこで、納骨を行うことが主に一般的です。
でもこれは、あくまでも一般論で法律での決まり事ではありません。
そこで、四十九日に納骨する場合には
亡くなってからお墓を注文したのでは間に合いません。
そんな理由もあり、
生前にお墓を購入する人が多いのです。
芸能人なども生前にお墓を購入して話題になっていますよね。
(ガッツ石松さんのお墓は観光名所にもなってます)
生前にお墓を購入すると以下のようなメリットがあります。
生前にお墓を建てることの2つのメリット
- どんなに高額なお墓を建てても相続財産にならず相続税対策になる。
- 生前にお墓を建てることは縁起が良くて長生きするとされている。
(お墓会社のマーケティングも含まれている)
また、四十九日の納骨については
「宗教的に意味がある」と思っている人が多い。
ですが、これも実は意味があるわけではないのです。
仏教では人が亡くなってから49日間は「中有」「中陰」と呼ばれています。
この期間に故人が来世の生をうける期間とされているのです。
だから、四十九日に納骨しなければいけないこととは関係がないのです。
最近では納骨する時期はけっこうバラバラなのが現状です。
- 一周忌
- お彼岸
- お盆
- 自宅安置
墓理法では墓地以外には収骨することができないと定められています。
これは、あくまでも・・・
埋葬するんだったら許可された墓地しかいけない!
と言っているだけで自宅に安置しても納骨堂に入れてもOKということなのです。
結局はお墓については「ほぼ自由」ということなのです。
お墓には夫婦一緒に入るのが本当に一般的なのか?
僕の母親はいつも
「父と一緒のお墓なんかに入りたくない!」と言っています。
夫婦がめっちゃ仲が悪かったのです。
最近では「熟年離婚」が本当に急増していますよね。
あんなやつと一緒の墓に入るんだったら死んだほうがマシ!
(実際に死んでいるんですけど(笑))
・・・こんな夫婦が本当に増えているのです。
偕老同穴(かいろうどうけつ)という言葉を知っていますか?
夫婦が共に年月を重ね老い、死後も同じお墓で眠る。
・・・この言葉はキレイごとになりつつあるということですよね。
特に女性の2人に1人が旦那と一緒に入りたくないと言っている恐ろしいデータもあります。
はっきり言って、世の中の旦那さんは嫌われすぎです。
そして女性が社会的地位が上がったことなのかも知れません。
血縁じゃない人(友人など)とお墓に入りたい人
夫婦でお墓に入りたくない人が増えています。
そのなかでも、夫婦ではなく友人と一緒のお墓に入りたいと希望する人もいます。
そこで、各自治体が「共同墓」を新設していっています。
東京都・千葉県浦安市・さいたま市・大阪市・高松市・広島市にあります。
このように、先祖代々や子々孫々という文化が薄れてきていることは間違いありません。
自宅にずっと置いてもらうという「自宅安置」という選択肢もある
特に最愛のお子さんが亡くなった場合
「暗くて狭いお墓に入れるのがかわいそう」
「自分のそばにずっと置いておきたい」
・・・このようになるお気持ちは十分に理解できます。
生後間もない息子さんを亡くし、火葬された遺骨を20年以上も自宅で安置している方もいるとききます。
それで、成仏ができないかどうかは人それぞれの価値観によるものです。
そんな方も増えているので、最近では骨壺もいろいろな種類が出ています。
お墓に入らないという選択肢もある
夫婦で一緒のお墓に入りたくない。
また、血縁関係なしのお墓も嫌だ。
このような人が「お墓に入らない」という選択をする人もいます。
「お墓に入らない=散骨」
自分が死んだらその遺骨の全部及び一部を散骨してほしい。
この割合がなんと約3人に1人もいるのです。
ちなみに散骨を希望する人の理由は以下のようなことです。
- 自然に還ることができるから
- 家族に墓参りでの負担を掛けたくないから
- お墓の継承者がいなくなるから
- お金が掛からないから
- 自分の思い出・ゆかりの場所で眠りたいから
- お寺との付き合いが嫌だから
- 散骨のほうが環境にエコだから
- お墓は狭くて暗いから
- 親族との関係が煩わしいから
・・・このような理由でお墓に入らず散骨を希望する人が多いのです。
これらの理由を見ると、かなり理にかなっていて納得できてしまいますよね!
昔の伝統や風習というのはこれらの理由を完全に無視しているとも言えるのかも知れません。
まとめ
自分の死に方は選ぶことができない。
でも、死後の遺骨は遺された人に任すことができます。
お墓に入りたいのか?
夫婦で一緒に入りたいのか?
海などに散骨してほしいのか?などなど
選択肢がけっこうあるのです。
ちなみに僕は「樹木葬」か「海に散骨してほしい」です。
あなたなら、どの方法を希望しますか?
事前に葬儀屋さんのパンフレットなどで、情報収集されることをおすすめします!